自動車保険は自由化以降様々な保険内容が増え、またリスク細分型のため、細かな申告も必要となってきました。年間の走行距離の申告もそのひとつです。以前から年間走行距離による割引はありましたが、現在大きくうたわれているような細かな区分分けはされていませんでした。もちろんまだ保険会社によって距離の区分数も分け方も違いますが、今後ますますこういった細かな分け方で、顧客それぞれのニーズに合わせた保険が作れるようになっていくのでしょうね。
自動車保険の考え方としては、車に長く乗る方が事故にあう可能性が高く、あまり乗らない人の方が事故に遭う可能性が低いという、当たり前といえば当たり前のことが、保険料に反映される仕組みです。当然年間走行距離が少ないほうが保険料は安くなりますが、だからと言って虚偽の申告をしてはいけません。もしも事故に遭ってしまったときにあまりにも申告の数値と違っていれば保険金の支払い対象外となり得ます。保険期間半ばで、申告した走行距離よりもずいぶんと越してしまいそうだと気づいたのであれば保険会社にその旨連絡をしましょう。差額保険料が必要になる場合もありますが、補償を受けられなくなる事はないそうです。多少の差額を払っても補償を受けられないよりは良いですよね。

家族の間では等級の継承ができます。例えば親が所有している車が20等級、そして18歳の子が免許を取り、新たに自動車保険に加入する・・・ この場合、通常であれば子のノンフリート等級はセカンドカー割引適用で7等級からのスタートです。それでも年齢条件は『全年齢担保』にしかなりませんから当然保険料は高くなります。そこでまず『車両入替』の手続きをします。親の車と子が購入した車を『車両入替』するわけです。すると、親の名義で20等級の子の車という状態になりますから、名義を子に変更します。これで子の名義の20等級の車になりますので、年齢条件などを変更し、全年齢担保にしても、ぐっと保険料は抑えられます。この段階で元の親の車は自動車保険に新しく入る必要があります。これをはきだし新規といいます。このケースではもう一台が20等級ですからセカンドカー割引が適用され、7等級となります。親の名義の7等級の車です。年齢条件など付けても、保険料は今までよりは多少高くなりますが、子の保険料との合計で考えると断然お得です。

もしも親が「もう車は必要ないので廃車にする」ような場合にも等級継承は出来ます。車両入替、名義変更後に廃車の手続きをすれば良いわけです。このように自動車保険は知っていると得をすることがたくさんあるんですよ。

最近では、自動車は一家に1台ではなく2台、3台というのも珍しくはないですね。新しく車を購入し、購入店で任意の自動車保険に加入する場合、その車が「ある一定の条件」をクリアした2台目以降の車であるときには、その旨を申告すればノンフリート等級は7等級から、しなければ通常の新規契約として6等級からのスタートとなってしまいます。これは『セカンドカー割引』または『複数所有新規割引』という割引制度です。個人契約で尚且つ1台目のノンフリート等級が11等級以上、対象の用途車種の車(自家用8車種など)、新契約の記名被保険者が1台目の契約と同一であること、などの条件が満たされていれば通常の6等級スタートではなく、7等級からスタートすることができるというものです。
最近では「1台目、2台目の車両所有者と保険の名義人が同一もしくは同居の親族までならセカンドカー割引を適用できます」という自動車保険会社も多くなっています。1台目と2台目の保険会社が違っていたとしても保険証券、車検証などで確認が取れれば、セカンドカー割引はほとんどの保険会社で適用となりますが、インターネットからの申し込みでは適用できない保険会社もあるようですから加入の際には確認をしてみましょう。